蓄電池と太陽光発電を組み合わせるとお得!?蓄電池の役割とは?

 

蓄電池は太陽光発電と違うの?

 

どんなメリット・デメリットがあるの?

 

蓄電池と太陽光発電の違いは、その働きにより明らかに違いがあります。

 

ここでは、蓄電池と太陽光発電の働きについて、基本的な特徴、及び経済的採算性についてまとめています。

蓄電池と太陽光発電の違いとは?

 

蓄電池と太陽光発電の違いとは?メリット・デメリットは?

 

蓄電池の特徴

 

蓄電池は電気を蓄える物で、太陽光発電は電気を作るものです。

 

  電気を作る 電気を蓄える
蓄電池

×

太陽光発電

×

 

家庭用太陽光発電用蓄電池の多くはリチウムイオン電池が採用されています。
特徴は充放電損失が少なく、高出力なところです。身近なところではスマホやパソコンに使用されています。

 

太陽光発電の特徴

 

種類 価格 変換効率 パネル温度上昇による効率の低下 経年劣化
ヘテロ接合型 最も高い 最も高い 少ない 最も少ない
単結晶 高い 高い 多い 多い
多結晶 安い 低い 低い 少ない
アモルファス 安い 低い 少ない 最も多い

 

○へテロ接合型

シリコン系太陽電池の最新型で、性能パフォーマンスが最も優れています。今後の課題はコストダウンです。

 

○単結晶

単結晶シリコン太陽光発電は最も実績があり、家庭用太陽光発電では比較的高性能です。

 

○多結晶

単結晶シリコン太陽光発電パネルのコストダウンを検討する過程で開発されたパネルです。最も生産量が多いタイプです。

 

○アモルファス

シリコンの使用量を極力抑えた環境配慮型の太陽光発電パネルです。

 

蓄電池のメリット・デメリットは?

 

蓄電池のメリット

・太陽光発電との相性が良い。
・災害時、停電時も利用できる。
・電気を蓄えることができる。
・補助金がでる。

 

○太陽光発電との相性が良い。

太陽光発電により得られた電気を蓄電池に蓄えることができます。

 

蓄電池は、充放電を繰り返して使用できる電池です。電気エネルギーを化学エネルギーに変えて蓄えることができるのです。そして、必要に応じて蓄えた電気を供給することができます。

 

○災害時、停電時も使用できる。

非常時でも家庭内の蛍光灯を灯せ、夜間でも安心感を増すことができます。
家電製品も使用できるため冷蔵庫の入れてある食品も安心です。また、エアコンも使用できるため熱帯夜による熱中症を防ぐことができます。

 

○電気を蓄えることができる。

電気料金の安い夜間の電力を買い蓄電することができ、日中にそれを使用することにより電力料金を節約できます。

 

○地方自治体から補助金が出るところもある。

平成28年度の国家予算には未だ計上されていませんが今後、補正予算として計上される可能性は高いと考えられます。地方自治体には計上されているところが多数あります。
例えば、高額の自治体は薩摩川内市で上限が50万円です。

 

蓄電池を設置する際はお住いの自治体に問い合わせることをおすすめします。

 

蓄電池のデメリット

・費用回収が不可能。
・蓄電池を置く場所が必要。
・価格が高い。

 

○費用回収が不可能。

結論から言えば、蓄電容量が12kwhの蓄電池の価格は約240万円ですから費用回収に80年以上の年月が必要となってしまうのです。

 

電気料金は以下の通りです。

 

蓄電容量 通常料金 おトクなナイト8 おトクなナイト10
11,940円/月

7.2kWh

12,000円/月 13,000円/月
12kWh

9.650円/月 10,180円/月

 

表からわかるように、蓄電容量が多い方が電気料金の節約に有利となります。

 

おトクなナイト8を選択すると
11,940円―9,650円=2,290円/月の節約ができます。
2,290円×12ヵ月=27,480円/年の節約になります。

 

1ヶ月の消費電力が450(kwh)となる、一般的な4人家族の場合の電気料金は
840円(基本料金)+2,400円(120kWhまで)+4,500円(300kWhまで)+4,500円(300kWhを超える)=11,940円

 

蓄電池の場合、安い夜間電力を蓄電し、それを夜間以外の時間帯に使用することによる電気料金の差額が節約となります。

 

この点について、東京電力の「おトクなナイト8」と「おトクなナイト10」での節約について考えてみましょう。

 

蓄電容量が7.2kwhの蓄電池を導入した場合
稼働率;80% 電力変換率;94%
1ヵ月に放電できる電力量は7,2kwh×0.8×0.94×30日=162kwh/月

 

おトクなナイト8
1,296円+24円×90kwh+32円×140kwh+37円×58kwh+12円×162kwh≒12,000円/月
おとくなナイト10
1,296円+26円×80kwh+35円×120kwh+40円×88kwh+12円×162kwh≒13,000円/月
となり、節約にはなりません。

 

蓄電容量が12kwhの蓄電池を導入した場合
1ヵ月に放電できる電力量は12kwh×0,8×0,94×30日=270kwh/月

 

おトクなナイト8
1,296円+24円×90kwh+32円×90kwh+37円×0kwh+12円×270kwh≒9,650円/月
おとくなナイト10
1,296円+26円×80kwh+35円×100kwh+40円×0kwh+12円×270kwh≒10,180円/月

 

○蓄電池を置く場所が必要。

蓄電池重量は200kg以上のものもあり、屋外にセメントで基礎を作る必要があります。

 

塩害対策が施されていないものは海岸から300m以内には設置しないことをおすすめします。

 

○価格が高い。

120万円〜160万円です。住宅用リチウムイオン蓄電システムの価格は1kwhあたり約20万円が相場です。補助金を活用することをおすすめします。

 

太陽光発電のメリット・デメリットは?

 

蓄電池と太陽光発電の違いとは?メリット・デメリットは?

 

メリットには何があるの
・電気を作ることができる。
・光熱費の削減と売電することにより利益を出すことができる。
・節電に対する意識が高まる。
・冷暖房効果を高める。

 

○電気を作ることができる。

太陽光を電気エネルギーに変換します。

 

○光熱費の削減と売電することにより利益を出すことができる。

太陽光発電を導入する事で売電をする事が可能になります。
余った発電量を売却する事で、光熱費の節約だけでなく売電収入を得る事が出来るようになります。

 

○節電に対する意識が高まる。

リモコン表示板により、電力の使用状態がリアルタイムで視覚認識されるため、自ずと関心が向き節電意識が高まります。

 

○冷暖房効果を高める。

屋根への直射日光が遮熱され、冷暖房機器の負担の軽減にも繋がります。

 

デメリットには何があるの
・ソーラーシステム自体の価格が高い。
・電気の発電量が季節や天候により不安定。
・夜間は発電が不可能。

 

○ソーラーシステム自体の価格が高い。

普及により価格が下がってきたとはいえ、やはりまだまだ高いと感じるのが庶民感覚です。補助金を活用することをおすすめします。

 

○電気の発電量が季節や天候により不安定。

太陽光は常に不規則なため発電量も不安定です。これが基軸電力になり得ない理由です。

 

○夜間は発電が不可能。

夜間は光エネルギーがないため発電できません。

蓄電池と太陽光発電の違い|まとめ

蓄電池と太陽光発電の違いは、前者が電気を蓄えるもので後者が電気を作るものです。

 

家庭用太陽光発電用蓄電池の多くは、充放電損失が少なく高出力なリチウムイオン電池が採用されています。

 

蓄電池単独を設置した場合は、初期費用の回収は不可能です。

 

太陽光発電システムのみを設置した場合は、初期費用の回収は約8.3年です。
シミュレーションをしっかりとして、損をしないのであれば設置を検討してみる事をおすすめします。