売電単価下落している?太陽光発電のデメリットやリスクは価格?

 

太陽光発電の売電価格が下がっているの?
これからはリスクが伴うってこと?

 

太陽光発電 売電単価

 

一般家庭の屋根に太陽光発電のソーラーパネルをつけているのを多く見かけるようになりました。
普及が拡大していく中、業界では驚きの話題が持ち上がっています。

 

太陽光発電で得られる電力の売電価格が下落しているというものです。
果たして本当なのでしょうか。

 

そうだとすると太陽光発電はデメリットやリスクを伴うものになる可能性があります。
既に導入済みの人も、これから導入を考えている人も、知っておいて損はない情報です。

太陽光発電の売電単価とは?

太陽光発電を導入すると「売電制度」という言葉を耳にすることになります。
売電制度は太陽光発電が発電した電気を、電力会社が必ず買い取るという制度です。

 

その際の売値は一定期間、固定になるので「固定価格買取制度」という名前で呼ばれています。
太陽光発電で発電した電気を、電力会社が買い取る価格は毎年決定されています。

 

そして一般的に 太陽光発電の売電価格は普段、電気を使用する時の価格より
高く設定されているので、明らかに使うより売った方が得になるのが分かります。

 

一般的な家庭で電気を使用すると、その価格はおよそ「25円/kWh」です。

 

理解しておきたいのは、どのような算定方式で売電単価を決めるのかということです。
現在は「実勢価格」+「適正利益」で翌年度の売電価格を決めることになっています。

 

「実勢価格」は市場で出回っているシステム価格やメンテナンス費用を調べて決定するものです。
「適正利益」は、住宅用太陽光発電の場合、利回りが3.2%と設定されています。

 

結果、「実勢価格」が判明すれば、一定の数式で計算する場合に
誰が計算しても同じ売電単価が算出できるようになるのです。

売電単価はどのように推移している?

 

売電単価
2012年 42円
2013年 38円
2014年 37円
2015年 35円
2016年 33年

 

国内で太陽光発電からの売電を制度的に定めたのは2009年が最初です。
それ以前は個々の発電所から電力会社が自主買い取りを行っていました。

 

2009年以降、20012年までは、住宅・家庭用で比較的高い売電料金が設定されていたので
世界と比較しても日本は住宅用太陽光発電において特に普及の進んだ国の一つと言えます。

 

しかし2012年から始まった固定価格買取制度が、全体の設備容量を大きく増やすきっかけとなりました。
この時に大きく改変され、優遇されたのがいわゆる産業・事業用の太陽光発電です。

 

これがきっかけとなって「メガソーラー」をはじめとする大規模発電所が急速に増えました。
この頃をピークに太陽光発電の売電単価は徐々に下落しています。

売電単価は購入した時期で固定!

売電単価の推移にもあったように売電単価はこれから下がっていくものと予想されます。
2015年度の売電単価は1kWhあたり出力抑制なしが33円、出力抑制ありが35円となっています。

 

2010年以降の売電単価は下がり続けているのです。
売電単価が何故下がるのかというと、それは固定価格買取制度の仕組みにあります。

 

固定価格買取制度は再生可能エネルギーの普及のために高い価格で電力をやり取りするためのものでした。
しかし太陽光発電の普及に伴い、その必要性がなくなってきたのです。

 

太陽光発電を導入して固定価格買取制度を適用すると、売電単価が決まります。
売電単価は固定価格買取制度の名の通り、太陽光発電導入時の価格で固定されます。

 

・10kWh以上の発電機設置の場合は20年間
・10kWh未満であれば10年間

 

この期間は売電単価は変動しません。
逆に考えると売電価格は上がる見込みがないので、太陽光パネルの導入を考えている場合は
なるべく早く太陽光パネルの設置をした方が得ということですね。

 

太陽光発電の導入から10年後、20年後の固定価格買取期間を超えるとどうなるのかというと
まだそこまで経過した例がないので、未知数と言えます。

今後売電単価は下がり続ける?そもそも売電が出来なくなる?

総括してみていっても今後の売電単価が下がっていくのは目に見えています。
太陽光発電の導入が増えるほどに、売電単価は下がる傾向にあるでしょう。

 

買取価格が下落していることは、これからの太陽光発電導入意欲を鈍化させます。
しかし法律で規定されているように固定価格買取制度は導入費用の回収を前提とした買取価格になっています。

 

回収ができない価格まで下がるということはなさそうです。
でも、それは固定価格買取制度がある限りの話であり、買取期間の終了後にどうなるかは不透明です。

 

まだ10年を経過した例がなくまた、いつ制度が終了してもおかしくないということを
頭の中に入れて今後の導入を考えていくべきでしょう。

 

●今後電力を買い取ってもらないケースも出てくる?

 

これから更に太陽光発電が普及していった場合、電力を買い取ってもらえないケースもでてくるのでしょうか。

 

過去に北海道電力をはじめとした大手電力会社が10kWh以上の発電設備からの電力買取を中止した
というニュースがありました。

 

現在、すでに売電を行ってい消費者には適用されない内容ですが
これから、という場合にはちょっと愕然とする内容ですね。

 

このままでいくと、今後、買取中止が拡大していく可能性は否定できません。

 

太陽光発電の売電単価が下落しているのか|まとめ

いかがでしたか?

 

売電単価が下落しているのは事実です。
しかし固定価格買取制度がある限りは電力の買い取りがなくなることはありません。

 

太陽光発電をこれから導入する場合は…

 

・年々、売電単価が下がっているのでできるだけ早めに決断する
・導入して10年、20年は買取が保障されるが、それ以降のことは不透明であることを認識する
・将来的には電力を買い取ってもらえなくなることも頭に入れておく

 

太陽光発電は地球環境に優しいということで、見直されています。
デメリットやリスクを知った上で、正しい決断をしてくださいね。

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