太陽光発電の歴史とは?戦時中から開発されてた!?

 

太陽光発電っていつからあるの!?
戦争時代からあるってホント?

 

現在では、あたり前の如く日常的に使用している太陽光発電ですが、いつから太陽光発電は開発がされていたのでしょうか?そして、何がここまでの技術革新をもたらしたのでしょうか?

 

結論、戦争とお金です。

 

ここでは、太陽光発電の歴史についてご紹介いたします。

太陽光発電の歴史とは?

 

太陽光発電の歴史とは?普及率はどれくらい?

 

太陽光発電がここまで普及したのは、石油危機や冷戦による宇宙開発競争、環境意識の高まりによる地球温暖化防止、また近年においては補助金制度・電力買取制度が挙げられます。

 

石油危機を煽るメディアにより、トイレットペーパーの入手に奔走した経験がある方も多いのではないでしょうか。エネルギーについて問題視をされるきっかけとなりました。

 

第二次世界大戦後まもなく、東西冷戦の時代を迎えます。そこで衛星の打ち上げ競争が始まりました。衛星を長期間、宇宙空間に滞在させ機能させる為にはエネルギーが必要ですよね。
その為に、アメリカ、ソビエトが競って太陽光発電技術を開発していきました。

 

では、いつ頃から太陽光を電気に変換が可能という認識があったのでしょうか?

 

それは1839年まで遡ります。日本は江戸時代で徳川家斉が将軍だった時です。フランスの物理学者アレクサンドル・エドモン・ベクレルが光起電力効果を発見しその後、1883年に、アメリカの発明家チャールズ・フリッツがセレン光起電力セルの製作に成功しています。変換効率は1〜2%で実用化には至りませんでした。

 

その後の様々な研究を経て、1954年にアメリカのベル研究所においてシャビン・フーラー・ピアソンがシリコン太陽電池を発明しました。

 

その後の試行錯誤により、ついに1958年が太陽電池元年となったのです。この年の打ち上げられた、アメリカの人工衛星ヴァンガード1号に太陽電池が電力として初めて搭載されたのです。6年間電力を発電しました。

 

日本では、1974年には世界で初めてシャープが太陽電池式電卓の発売を始めています。

 

ドイツでは電気使用量の約2倍の固定価格と、20年間の電力買取を保証したことで急速に普及しました。

 

ついに日本でも、2009年11月1日から太陽光発電の余剰電力買取を開始しました。
開始時の余剰電力の買い取り価格は1キロワット時あたり48円でした。
平成28年は1KWH 32〜33円となっています。

普及率はどの様に推移している?

 

太陽光発電の普及率はどのくらいなのでしょうか

 

結論から言えば、2009年の1.6%から2014年の6.6%へ4倍以上の伸びを記録しています。(2013年 4.6%)

 

背景には2009年11月1日から太陽光発電の余剰電力買取を開始し、更に2012年7月1日から太陽光発電以外の再生可能エネルギーにも適用しました。余剰電力買取制から全量買取制へ変更したのです。

 

太陽光発電の歴史とは?普及率はどれくらい?

 

(出所)資源エネルギー庁[2009]「太陽光発電の導入拡大のためのアクションプランについて」

 

資源エネルギー庁によれば上図の通り、2030年には住宅用太陽光発電を1000万戸に拡大する方針を掲げています。

 

調査年 総数 持ち家 借家
2003年 28(0.6%) 26(0.9%) 2(0.1%)
2008年

52(1.0%)

50(1.8%)

3(0.1%)

2013年

157(3.0%)

148(4.6%)

9(0.5%)

 

太陽光発電の普及率は今後も伸びる?

現状のままでは、困難な道のりかもしれません。

 

太陽光発電を導入した家は、下表に示す通り2008年から2013年にかけての5年間で、持ち家の場合50万戸から148万戸へと3倍に増加してはいます。

 

この現象の背景には国、及び自治体からの補助金・電力買取制度という人間に影響力を与える大きなモチベーションが存在していたのです。

 

ですが、国の補助金は2013年度で停止され、地方自治体においては補助金制度の存在する所としない所があります。

 

電力買取制度についても、2019年を境に大転換が起こると考えられます。

太陽光発電の今後とは?

 

太陽光発電の歴史とは?普及率はどれくらい?

 

住宅用太陽光発電の今後はどうなるのでしょうか?

 

太陽光発電で問題なのは2019年問題です。

 

2009年に開始された電力買取制度の期限が10年である為、2019年以降、期限の到来した自宅用太陽光発電から順次に電力会社の買取義務は消滅します。

 

電力会社がいくらで契約をしなおすのか注目が集まっています。

 

現状と変わらない1kWhあたり25円程度であれば金額であれば、今後も利益を出す事は可能です。しかし、1kWhあたり20円を下回るのであれば、利益を出すのは非常に難しくなります。

 

ただし、2019年問題を見据えて住宅用リチウムイオン蓄電システムを購入する層が増えています。
売電するのではなく、太陽光発電によって得られた電気を住宅用リチウムイオン蓄電システムに蓄え、その全量を自家消費しようというのです。低価格で売電をするよりも、自家消費をする方が徳になると考える方が多いのです。

住宅用リチウムイオン蓄電システムの価格はいくら?

住宅用リチウム蓄電システムの価格は120万円〜160万円程度です。住宅用リチウムイオン蓄電システムの価格は、1kWhあたり20万円前後が相場です。

 

ただし、政府が太陽光発電システムに補助金を出したように、今度は住宅用リチウムイオン電池システムに補助金を出す可能性もあります。

 

今までの、「電力を売って儲ける」という考え方から、今後は「自家発電で節約する」という考えにシフトしていく可能性があるのですね。

太陽光発電の歴史とは|まとめ

 

戦争がきっかけで太陽光発電は進歩してきました。

 

日本では、高額な売電価格や国からの助成金が後押しとなり家庭用太陽光発電の導入が進みましたが、今後はリチウムイオン蓄電池と組み合わせた自家消費用としての活躍が期待されています。

 

導入を検討する場合は、失敗をしないように複数の業者の見積もりを比較して、冷静に判断をする事をおすすめします。